
デジタル化が進んでいく中で、紙媒体で情報を管理する事がどんどん減ってきたなぁと感じます。ゲームの説明書や契約書もデータで確認できる時代。
いつの間にか無くしがちな領収書や取扱説明書、SNSにアップしたいアートワーク。これら全てをデータとして管理する事ができるアイテム、
コンパクトなスマートスキャナー”CZUR Shine”をレビューさせて頂けることになりました。

バンド活動をしていたころは、フライヤー、グッズのデザイン、アートワークを手作りで作成することが多かったので、もっと早く”CZUR Shine”に出会えていたら…。と感じています。
CZUR Shineとは

日本で最大級のクラウドファンディングサイト”MAKUAKE”でプロジェクトが実施されているデスクライト兼用多機能ポータブルスキャナーです。
http://makuake.com/project/czur_shine
面倒な設定や手間もいらずに直感的な操作で高解像度スキャンすることが出来ます。デザイン性、持ち運びやすさも含めてかなり使い勝手がいい。どんなにアナログな本や雑誌でも1秒でデジタル化してしまう画期的なオーバヘッドスキャナー。
長さ | 116.9mm |
幅 | 157.9mm |
高さ | 334.9mm |
センサー | CMOS |
画素数 | 1300万 |
解像度 | 4160×3120 |
プレスキャン | 0秒 |
スキャンサイズ | ≦A3 |
スキャン速度 | ≦1秒 |
フォーマット | JPG |
カラー | 24bits |
動的ファイル出力形式 | MP4 |
静的ファイル出力形式 | JPG,PDF,Searchable PDF,Word,Excel |
USB Type | USB2.0 |
光量調整 | 無段階調整 |
フォーカスモード | 自動 |
OS | XP/Win7/Win8/Win10/MacOS 10.11またはそれ以上 |
シンプルなデザイン

モダンな黒を基調としたシンプルな佇まいで、自宅のデスクの上にあっても全く違和感を感じません。重量は1kgとかなり軽いのに、重厚感のあるしっかりとした作りです。
スキャナーと聞くと、スペースをとるしデザイン性に欠けるというイメージがありましたが、そんな考えを覆すほどのデザイン性。マットな質感でインテリアにもぴったりマッチします。
普段使うアイテムはお気に入りのデザインで揃えたいもの。そんなわがままな僕の考えにもしっかり答えてくれるスマートな見た目です。
CZUR Shine同梱物

- CZUR Shine
- フットペダル
- 指サック
- 作業マット
- マニュアル
- USBケーブル
- CD
CZUR Shine本体バー

本体のバーはスキャンしたい物によって高さ調整が可能です。≦A3までがスキャン可能となっています。
ネジで固定する必要も力を入れる必要もなくスムーズに調整が可能です。
本体を持ち上げると重みでバーが伸びきってしまう点だけが気になりましたが作業自体には全く支障はありません。


スキャンクロスバーは90度可動するので、スキャンの必要がない時にはコンパクトに折りたたむことが出来ます。
デスクの限られたスペース上でもコンパクトに設置しておけるかどうかは普段から重要なポイントにしています。邪魔にならないサイズというだけでかなり画期的なスキャナーではないでしょうか。
CZUR Shineライト


ボタンを押すと2つのライトがつきます。ダイヤルを回すことで光の強さ調整が可能です。
かなりの光量なのでデスクライトとしても十分活用出来ます。
作業マット

裏面には滑り止めが付いており、ザラザラとした手触りになっています。デスクにフィットして作業マットがずれることはなさそう。
ストレスフリーでスキャンする事ができる細かな配慮がかなり好感を持てます。
指サック

湾曲した雑誌や資料を押さえる際に仕様する指サックです。CZUR Shineにはページを押さえている指や指サックを検出して自動的に削除してくれる機能が備わっています。
分厚く湾曲した資料も押さえが効くので簡単にスキャンできます。
フットペダル


実際に使ってみてかなり使い勝手のいいフットペダル。
両手が塞がってしまう大量の見開き資料も、フットペダルを足で踏むだけで、断続してスキャンしていく事が可能です。
両手でページをめくりながら、効率的に作業を行う事ができます。
自宅で使用できるお手軽コンパクトスキャナー

スキャナーを使用するには、専用ソフトをインストールする必要があります。難しい設定も必要ないので、インストール後は簡単にスキャンする事ができます。
下記OSに対応しています。
- XP/Win7/Win8/Win10 32-bitまたは64-bit
- Mac OS 10.11またはそれ以上
CZUR Shineマニュアルをスキャン

専用ソフトを起動するとホーム画面が表示されます。右下に表示されているスキャンボタンをクリックして、CZUR Shineマニュアルをスキャンしていきます。

スキャンボタンを押したら、スキャン画面へと移行します。CZUR Shineマニュアルを中央線に合わせ、右下のスキャンボタンを押すだけで自動的にスキャンが可能です。冊子だと慣れるまで少しコツが入りますが、フラットな書類だと簡単にスキャンする事ができました。
スキャン内容に合わせてカラーモード、ページ処理方法を選択する事ができます。今回は、自動補正とカラーモードの2パターンでスキャンをしていきます。
フットペダルに関しては、両手が塞がってしまう湾曲した書類をスキャンする際や大量の書類を断続的にスキャンしたい場合のみ必要性を感じました。

再びホーム画面に戻るとスキャンしたデータを確認する事ができます。スキャンが完了したCZUR Shineマニュアルを選択し、画像データをエクスポートしていきます。

ファイル出力は、JPG,PDF,Searchable PDF,Word,Excelの中から選択する事ができます。WordやExcelにも落とし込む事ができるので、かなり実用的。プライベートなものからビジネス書類まで幅広く扱う事ができます。
今回はJPEGを選択して落とし込んでいきます。
・カラーモードでスキャンしたデータ▼

・自動補正でスキャンしたデータ▼

実際にスキャナーを使ってみると光の微調整がなかなか難しい。スキャン自体はかなり簡単にできるので、丁度いい光の当て方のコツさえ掴めばサクサクとスキャンしていけそう。
直感的な操作だけでスキャンができるので操作性は抜群。
フライヤーをコピー

斜めにフライヤーを置いても自動的にスキャン範囲を選択してくれます。スキャン範囲を手動で合わせなくていいのはかなりストレスフリー。今回は自動補正でスキャンしていきます。
▼自動補正でスキャンしたフライヤー

カラーの雑誌や本でも原本通り鮮やかにスキャンが可能でした。手書きのフライヤーや、アートワークでもオリジナルに近い状態でデータとして落とし込めます。
“CZUR Shine”を使ってみて

CZUR Shineを使ってみるとコンパクトで使い勝手に優れていることを実感します。場所をとらずにデスクの隅に置いておける丁度いいサイズ。スキャンしたい時だけパッと使える手頃さが一番の魅力だと感じました。
インテリアとしても映えるスリムなデザインは、CZUR Shineを使っていない時でも十分な存在感があります。デスクライトとして利用するのも全然アリ。
気になる点は明るさの調節具合。丁度いい光の当て方をしないと白飛びしてしまったり、文字が荒くなってしまいます。使い始めは部屋の明るさやライトの明かりを調整するのが結構大変でした。
とはいえ従来のスキャナーよりも明らかに使いやすいです。オフィスだけでなく自宅でも充分に活用する事ができる画期的なコンパクトスキャナー。気になる方は是非チェックしてみてはいかがでしょうか。
http://makuake.com/project/czur_shine